きぼう鍼灸整骨院では、重度の患者さんに限り、医療機関への紹介を行っております。
一見軽微な事故であっても、むち打ち症の症状は見た目では判断が難しく、治療が長引くことも少なくありません。
そういった患者さんへ適切な治療を受けて頂くために当院では、「福山医療センター」への紹介を行っております。
見た目ではわかりずらい、「難治性むち打ち症」の状態
厚生労働省研究班平成22年度研究報告書の中で、むち打ち損傷のような一見軽い交通事故外傷でも脳脊髄液漏出症が発生することが稀でないことが確認されました。
むち打ち損傷は予後良好(自然治癒)が多いですが、5~10%程度に難症例もあります。医療機関では頚椎レントゲン、MRIに異常がない場合、一定の治療期間を過ぎれば、治療が打ち切られることがほとんどです。
その後は鍼灸院、整骨院にお世話になる患者さんが多いようです。難治性むち打ち症の原因は、脳脊髄液漏出症だけではありません。本当の意味での頚椎ねんざ、胸郭出口症候群も隠れています。
むち打ち損傷では首周辺の筋肉の緊張が慢性化しやすく、頭痛、首の痛みの原因になるだけでなく、首周囲の神経の束を圧迫して肩~腕にかけての痛み、痺れ、脱力などを引き起こします。
これが胸郭出口症候群です。
難治性むち打ち症の治療方法
治療法としては緊張している部位への局所麻酔注射(トリガーポイント注射、斜角筋ブロック)を行います。鍼灸、整体治療も有効な場合が多いはずです。
鍼灸、整体治療が無効、あるいは効果が限局的な場合には、脳脊髄液漏出症、椎間関節損傷などの合併を考える必要があります。したがって鍼灸師、柔道整復師の先生方の役目は重要です。
重い症状の場合は医療機関での治療が必要です
治療で治る患者さんも多いでしょうが、治療効果の乏しい場合には積極的に医療機関に紹介していただく必要があります。
残念ながらこのような場合には十分な診療ができる施設は全国的にも限られているため、福山周辺の地域では当分の間、福山医療センター脳神経外科に紹介いただく他ありません。
当院では、福山医療センターへご紹介させて頂いております。
お電話ありがとうございます、
きぼう鍼灸整骨院でございます。